敏感肌は、何らかの原因でバリア機能が低下し、ちょっとした刺激にも反応してしまう状態なので、化粧品を選ぶのもスキンケアをするのも大変です。医学的に「敏感肌」という病名はありませんが、肌荒れや炎症などの症状が出ることもあります。 そこで今回は、敏感肌の原因や改善の対策をご紹介します。 敏感肌の原因 敏感肌の主な原因は肌の乾燥なので、敏感肌の原因も乾燥肌と同じであることがほとんどです。 肌の乾燥は、加齢による水分減少と肌の菲薄化、擦りすぎなどの不適切な洗顔やクレンジング、紫外線ダメージ、アレルギー体質や肌の弱さの遺伝、過度なストレス、腸内環境の乱れ、不摂生な生活、花粉や化学物質などの影響によって、保湿の3大因子が減少し、肌の保湿機能のバランスが崩れて、バリア機能が低下して引き起こされます。 乾燥が長引いたり、状態がひどくなったりすると、敏感肌になります。 敏感肌の予防・改善の対策 敏感肌の予防の対策は、乾燥対策と同じで、保湿と清潔、肌への負担の軽減、バランスのよい食生活、ストレスマネジメントが基本です。 角質の水分量が低下して乾燥し、外部からの刺激を受けやすい状態になっている敏感肌には、角質のバリア機能を高めるスキンケアが重要です。敏感肌の化粧品を選ぶポイントは、保湿を重視することですが、刺激を避けることも同時に考えることが大切です。 ランキングだけに頼らず、無添加やオーガニックということだけで選ばない、アルコールやPGなどの刺激のある成分が配合されているものを選ばないといったポイントをおさえ、全成分表示を確認して自分にあったものを選びましょう。 おすすめの成分は、化粧水ではナールスゲンやプロテオグリカン、美容液や保湿クリームではセラミドやシアバターなどです。 また、汚れやメイク残りは肌の酸化の原因になり、敏感肌を進行させます。そのため、刺激の少ない洗顔料やクレンジング料を使用して、丁寧で優しい洗顔やクレンジングを行い、肌を清潔に保ちましょう。 さらに、使っている化粧品が自分に合っているか、肌に刺激を与えるスキンケアやエイジングケアを行っていないかを見直しましょう。 そして、食事を中心としたからだの内側からのケアも大切です。バランスの良い食事や過度なストレスを防ぐこと、良質な睡眠を取ることなどを心がけましょう。 ほかにも、紫外線ダメージを防ぐために、1年中紫外線対策を行いましょう。 少なからず肌への負担になる日焼け止めをあまり使わなくていいように、衣類やサングラスなどのファッションを活用して対策しましょう。 日焼け止めを使うときは、ノンケミカルの肌への刺激が少ないものを選びましょう。さらに、紫外線のアフターケアも大切です。 メイクアイテムも刺激が少ないものを選びましょう。 まとめ 敏感肌になると、スキンケアやエイジングケアで気をつけなければならないことが多く大変です。